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春の訪れの前に

  • 小木曽友 (ABK、「心の花」会員、東京)
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  • 2011/02/27 (Sun) 20:04:29
3年余前に、独り身になって高齢者専用住宅に居を移してから、70歳を過ぎたこともあり、人生に一つの区切りをつけようという気持ちもあって、年賀状をお送りするのをやめることにしました。そして、それでも賀状を下さる方には、年が明けてから「寒中見舞」を出させていただき、賀状を出さない非礼をお詫び申し上げることにしています。今年の「寒中見舞」は次のようなものでした。
 
 これに対し、何人かの方から、ご返事を戴きましたが、その中から、拙作の短歌について、ご感想、ご批評をお寄せ下さったものを、ここに引用させていただきます。

************************************************
寒中お見舞い申し上げます。
旧年中は大変お世話になりました。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
 私事、独り身になって三年余の月日が流れましたが、お蔭さまで、大病もなく、恙なく過ごしておりますので、ご休心ください。また、アジア文化会館の方も勤務を続けております。創立五十周年を迎えたアジア文化会館が、次の五十年に向けて活動の拠点となるABK日本語学校(仮称)の新校舎が完成し、運営が軌道に乗るまで、今しばらく、現役のままでいる所存です。

さて、昨年夏、試みに新聞(東京歌壇)に投稿した短歌が、たまたま入選致しました。昨年中に全部で四作が入選しましたが、近況のご報告代わりに披露させていただきます。ご笑覧ください。

来月はよくなるからと見舞客みな断りてわれはすべなし
        (岡野弘彦選 二〇一〇・八・一)
中国の友とはじめし万葉会詩経も併せ読む会となる
       (佐々木幸綱選 二〇一〇・八・一五)
真昼間の駅のベンチに友を待つ襟元すぐる風は秋なり
       (岡野弘彦選 二〇一〇・一〇・二四)
香港のペニンシュラホテルのティー談義ヘップバーンのごとく老いたし    
       (佐々木幸綱選 二〇一〇・一二・一二)

そして、

人類の智慧は未だし尖閣の海を共同管理せむには
          (未発表 二〇一〇・一二作)

本年も皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。

 二〇一一年二月二十日
                    小木曽 友

Re: 春の訪れの前に

  • 鶴尾能子(元ASOTS・TPA、横浜市)
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  • 2011/02/27 (Sun) 20:22:40
ご無沙汰しております。
春の訪れを前に、お元気なご近況のお便りを拝受。
新聞歌壇入選作品の完成度から、これからさらに、
「小木曽短歌」をつくっていこうという勢いを
感じました。ABKのお仕事ともども、ご活躍を期待しております。

Re: 春の訪れの前にー短歌が次々入選、素晴しい

  • 堀口啓子 (東京)
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  • 2011/02/27 (Sun) 20:36:58
短歌のお便り、ありがとうございました。お元気でお過ごしのこと何よりと存じます。史子様の思い出、国際交流のこと、ご友人との交わり、ダンディな香港のティーの香り・・・
健やかな時の流れを感じます。・・・・・・・・・・・・・
まだまだ、花冷え等、寒い日もありますので、ご自愛ください。

Re: 春の訪れの前にー短歌をうれしく拝見

  • 池松孝子 (元ABK日本語講師、川崎市)
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  • 2011/02/27 (Sun) 20:47:25
ご丁寧なお手紙 ありがとうございました。
お元気なご様子にいろいろと励まされました。
旅行中のホテルから、メールで失礼します。

短歌をうれしく拝見いたしました。短歌の件、「心の花」の会員でいらっしゃるのですね。佐々木幸綱先生といえば、1960年代中頃だと思いますが、

・俺の子供が欲しいなんて言ってたくせに!馬鹿野郎

でまず有名になったのを記憶しています。でも、後に早稲田の教え子として、俵万智さんの出現に至って佐々木幸綱先生の中にあったものが大きく受け継がれていたようで感動したのも、また覚えています。

 私は岡野弘彦先生の歌が好きで歌集を手元に置いています。
実は、ある季刊誌2種で、短歌、俳句の評論を書いています。
歌を詠まないで評論だけするのかと、いつも家族に揶揄されていますが、学生時代のレポートのような感覚で楽しんで書かせてもらっています。今の私の大きな 「しごと」です。

・真昼間の駅のベンチに友を待つ襟元すぐる風は秋なり

小木曽先生のお人柄そのもので、感動しました。
ありがとうございました。

今しばらく寒暖の波がございます。どうぞご自愛くださいますように。


Re: 春の訪れの前にー脳梗塞から恢復、川柳で生き甲斐を

  • 大石喜太郎(ABK会員、東京)
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  • 2011/02/27 (Sun) 21:18:17
素晴らしいお手紙ありがとうございました。
人間関係が入りくみ、むづかしい世の中になりました。その中で、人を束ね、国家間の垣根をとりはらい、信頼のための日々を過ごしてをられること感銘しました。その上、短歌に情感を描いてをられることは、充実した人生の証しと深く印象づけられました。・・・・・
私は、五年半前に脳梗塞を患い、介護の甲斐あり、こうして運筆不自由ながら字もかけるようになり、感謝の気持ちで一杯です。歩行は一時改善しましたが、その後、原因不明ですが(医者もわからない)一歩だすのも困難な状況となり、気落ちし、焦ったり、イライラしたりしましたが、ここ一週間程で種々と工夫して、歩行改善に努め、その結果、少しづつですが、恢復の兆しがみられ、喜んでいます。・・・・・
私は、外に出られないので、世間、人間との交わりがない、寂しい気持ちに陥ることもありますが、心象の世界を拡げて、生き甲斐を振り立てて生活しています。その一つとして、友人に奨められ、川柳をやっています。駄作ですが、貴兄の手紙、短歌に励まされて披露したく思います。

・梅の香の友の便りに和む我

悪筆、悪文となり、お許しください。

Re: 春の訪れの前にー短歌を作る喜びと力

  • 木内歌子(佐久市)
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  • 2011/02/28 (Mon) 08:05:10
(前略)
お元気で充実した毎日をお過ごしのご様子で、何よりと存じます。
小木曽様の哀しみや喜びが短歌の中に、生き生きと表現され、感動いたしました。短歌を作る喜びと力が伝わってまいります。

うぐいすの初音はまだまだ先のことでしょうか。

Re: 春の訪れの前にーヘップバーンのごとく老いて

  • 立松喜久子(俳人、東京)
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  • 2011/02/28 (Mon) 08:13:07
前略。お仕事を続けられ、且つ短歌も。
 香港にいらしたのですね。ヘップバーンのごとく老いて、いろいろな活動を続けていくというのは、ほんとうに最後の最後まで人のために(誰であれ)生きるということで、それが自分をも生かすことでしょうね。

Re: 春の訪れの前にー私は満93歳

  • 小木曽友 (ABK、「心の花」会員、東京)
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  • 2011/03/01 (Tue) 08:03:06
(前略)
アジア文化会館をお訪ねしたのは、何年前になりますか、今も同会館でご活躍の由、大慶に存じ上げます。
 短歌で「尖閣の共同管理」を取り上げられておられますが、
「北方領土」も平等に管理し度いものですね。中東、北アフリカの紛争はまだ続くでしょうが、「北朝鮮へ飛び火」する危険はないでしょうか。私は満93歳、物忘れも非道くなり、足許も不安定で、馬齢を重ねるのみのこの頃です。体調の良い日は
ひまつぶしに水彩画を習っています。これは(写真)、「春の金沢文庫ー称名寺」と「大六のけやき」(長野県)で、子どもの写真を見て描きました。お笑いください。(後略)
(写真をクリックすると拡大できます)

Re: 春の訪れの前にー姉と義兄に読んでもらいました

  • 安田孝子 (名古屋市)
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  • 2011/03/04 (Fri) 14:14:23
一日一日と、あたたかなこの頃です。
この度はお便りありがとうございました。
昨日、豊橋にて法事の折、お手紙を持って参りました。
昔、新星学寮におりました姉と義兄に読んでもらいました。
こうして、御歌を作り、お元気に過ごしていらっしゃることを、とても喜んでおりました。
どうぞ、お体お大切にと祈っております。

Re: 春の訪れの前にー入選一挙に四首、嬉しいことでしたね

  • 寺中理明 (宇都宮市)
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  • 2011/03/04 (Fri) 14:24:39
短歌入りお便り、ありがとうございました。少々返事が遅れたことお詫びいたします。
アジア文化会館での貴い仕事続けていらっしゃること、お喜び申し上げます。小木曽君の誠実な背中を思い浮かべています。
ところで、東京歌壇というのは東京新聞の文芸欄でしょうか。入選一挙に四首、それも選者がいずれも当代きっての著名なお二方の選とあれば、嬉しいことでしたね。第一首からみると、夏にはちょっと体調を崩されたのでしょうか。一人になると、一層体にご注意ください。尖閣は私もそんなに思います。領土問題は存在しないという言い方にはあたたかい味がありません。双方何とか友好的にと。

Re: 春の訪れの前にー共感多く

  • 小林貞子 (横浜市)
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  • 2011/03/06 (Sun) 12:02:54
(前略)
短歌の道にすすまれ、早くも多く入選され驚いております。共感させていただくこと多く、それをまたお上手に歌ってらして感銘受けました。過ぎし日、”偲ぶ記”をいただき、その短歌が魅力的で心にひびき、何度となく読ませていただいて、史子さんは先に逝かれ悲しいですが、何と幸せな生涯でらしたことかと、羨ましくさえ思いました。
どうぞお元気でいらして下さいませ。

いくぞ!北アフリカ!

  • いくぞ!北アフリカ!
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  • 2012/04/25 (Wed) 15:18:21
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出会い

  • あきら
  • 2012/04/24 (Tue) 20:14:16
四十代で×1!奈良県のあきらです。出会いなんて無理。出会いなんて無いな‥!

いくぞ!北アフリカ!

  • いくぞ!北アフリカ!
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  • 2012/04/23 (Mon) 13:56:11
北アフリカというのをきいて何を思いつきますか?
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新宿

  • 新宿
  • 2012/03/16 (Fri) 20:51:19
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春のジュネーブからご挨拶

  • 川上剛
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  • 2012/03/02 (Fri) 18:06:11
バンコクからジュネーブへ引越して今日でちょうど丸1年になります。慣れないジュネーブでの生活に戸惑っている矢先に東日本大震災が起こり、当初単身赴任だったこともあって精神的にかなりまいりました。その後8月にバンコクから家族も当地に到着し、今1年たって2度目の春を迎えています。今は当地での生活と仕事にも慣れ、気持ちにもゆとりができましたのでアジアのこと日本の将来のこといろいろと考えています。
先週は小木曽さんと一昨日は工藤さんとスカイプ電話でお話させていただきました。お二人ともまだまだ意気軒昂で、安心するとともにこちらもがんばらなければと感化を受けました。日本もスイスもまだ朝晩は冷え込むようです。どうかご自愛ください。

自分磨き♪女子のお悩み解消♪

  • ゆうこ
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  • 2012/01/31 (Tue) 19:53:52
女子だけだよ!男子には秘密なので♪

2000年~2002年間ABKに日本語を勉強しているの友たちを探しています

  • JAMES WONG YA KOK 王雅各
  • 2011/06/06 (Mon) 00:38:04
ABK日本語学校の友たちを探しています、皆が元気にしていますか?僕の連絡方法がjameswong1118@gmail.com (facebookも同じ)。
今日本の蒟蒻文化から世界へ伝えるの仕事をしています。アジア(中国、ミャンマー、ラオス)に活躍しています。

マレーシア人の王雅各と申します。よ

学生の詩 〈おれは風〉 と書家の出逢い

  • 亀山稔史 (ABK、東京)
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  • 2011/02/25 (Fri) 23:20:35
昨日〈2011年2月10日(木)〉、びっくりすること(嬉しいこと)がありました。

午前の授業が終わると、教室の前で水須(ABK職員)さんが待っていました。
「掲示してあった詩を見て」「展覧会で」等々、正直よくわからなかったのですが、とにかくお客様がロビーで待っているというので、そちらに向かいました。

お客様は、駒込在住の希代侑香さんという書家の方で、
「以前、散歩の際に立ち寄ったABKのロビーに掲示したあった学生の詩が気に入り、書の作品とし、展覧会でも好評を得た。この作品を贈りたい。」とのことでした。
幅1メートル以上で、額装も立派な作品です。

調べてみたところ、学生の詩は、学生版「のはらうた」の「おれは風」で、7月期の選択科目「日本語会話(表現)」(土屋先生のクラスです)での香港のマル(陳小婉)さん(当時SB4→現SB1、写真右上)の作品とわかりました。

          〈おれは風〉 
          おれは風だぜ
          強いほど心配になった
          波も大きくなった
          木も倒れた
          人も出かけられなくなった
          おれのせいで・・・ごめんね

放課後にマルさんに来てもらって、作品を見せたところ、感激して涙ぐむほどでした。
見ていて、こちらまで嬉しくなる喜びぶりで、その様子を見ていた町田先生(教務主任)も
「幸せのおすそ分けをもらったみたい」と言ってくださいました。

今後、希代さんとも相談し、ABKでしばらく展示をした後、マルさんに直接会って贈っていただくようなことを考えています。

世の中、いやなニュースも多いですが、こんな嬉しいことに直接出会うことができて、明るい気分で週末を迎えることができました。  

ペニンシュラ・ホテル、懐かしい

  • 半田 茂(自動車研究所、つくば)
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  • 2011/01/28 (Fri) 22:38:55
WEBで小木曽様の昴に関する小文やヘップバーンの短歌に触れる機会がありました。まったくその方面には疎いのですが,香港のペニンシュラ・ホテルには私も15年ほど前に出張で宿泊したことがあり,大変懐かしく感じました。

短歌談議 「ヘップバーンのごとく老いたし」 

  • 小木曽 友 (ABK, 東京、「心の花」会員)
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  • 2011/01/08 (Sat) 20:27:07
昨年8月、たまたま東京歌壇(東京新聞)に投稿した歌が入選しました。それから、年末までに4首が入選しました。昨年11月、第9回ABK70-75同友会が開かれた香港で、ふとした瞬間に生まれた歌(入選4作目)をここに披露させていただきます。ご笑覧の上、ご批評、ご感想などお寄せいただければ幸いです。

香港のペニンシュラホテルのティー談議ヘップバーンのごとく老いたし           
          (佐々木幸綱選 2010.12.12)  

Re: 短歌談義 「ヘップバーンのごとく老いたし」 

  • 鶴尾能子 (日本語教育関係、神奈川)
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  • 2011/01/08 (Sat) 20:30:15
 入選、第四作拝見。
「ヘップバーンのごとく老いたし」はいいですね。小木曽さんの「ふわっと瞬間浮かんでくる歌」の感性が 明るくて、だれにも真似できない。いいですね。香港ペニンシュラの午後のお茶を楽しむ雰囲気も、それをともに楽しむ作者の気持の若さも。

Re: 短歌談義 「ヘップバーンのごとく老いたし」 

  • 布施知子 (ABK,、東京)
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  • 2011/01/08 (Sat) 20:32:12
先日、この歌をお聞きした際、リズム、色等受け止めやすいとてもよい歌だと思いました。俵さんの歌のような流れがありました。やはり佐々木先生の選でしたね。この歌は、ハイカラでロマンスグレーの紳士が書かれたのではないかと思う読者は多いのではないでしょうか。香港・ペニンシュラー、ティー、ペップバーンと材料がそろっています。たぶん、年配の男性にはあこがれも入り交って特にたまらない歌ではないでしょうか。

Re: 短歌談義 「ヘップバーンのごとく老いたし」 

  • 宇都宮とよ (「心の花」歌人、東京)
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  • 2011/01/08 (Sat) 20:33:42
よいお歌を見せていただきました。素材のおもしろさと配合のおもしろさでしょう。地名、ホテル名、人名がそれぞれが働いて、ゆったりした雰囲気の中に、年齢的なものも浮いて見えてきます。

Re: 短歌談義 「ヘップバーンのごとく老いたし」 

  • 新井敬二 (「いするの家」 、軽井沢)
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  • 2011/01/08 (Sat) 20:43:31
たった数ヶ月の間に入選が続くのはすごいですね。ペニンシュラホテルでのお茶の一時にヘップ バーンへの生き様に思いが及んだのは、そのような話が出てきたからなのでしょうか? もしくは香港のペニンシュラホテルの雰囲気とお茶の香りから、その時の話題とは関係なくふと彼女に思いを巡らしたのでしょうか?
銀幕の彼女への思いではなく、そこから離れた老後の人生にスポッ トが当てられたことが、選者の目にとまったのではないかと想像し ています。

Re: 短歌談義 「ヘップバーンのごとく老いたし」 

  • 小木曽友 (ABK、東京、「心の花」会員) 
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  • 2011/01/08 (Sat) 20:46:14
早速、すばらしいご感想をお寄せいただき、恐縮です。

折角のご質問ですので、少々長談義をさせていただきます。
まず、ヘップバーンですが、ご承知の通り、この姓をもつ世界的女優はオードリー(「ローマの休日」など)とキャサリン(「旅情」「黄昏」など)の二人がいます。今回ペニンシュラホテルに集まったのは、かつて(40年ほど前)ABKで生活した韓国の留学生(女性)と日本人女性、それに私の3人でした。実は、この時、キャサリーン・ヘプバーン主演の「旅情」を一緒に見に行ったことがありました。ペニンシュラホテルのティー談義では、そのことが話題になったわけです。

「旅情」(1955年)では、中年女性の恋(映画の主人公の年齢は38歳、キャサリンの実年齢は48歳位)をキャサリンが見事に演じて、私などはすっかりその魅力のとりこになってしまったのですが、キャサリン主演の最後の映画「黄昏」(1981年、4回目のアカデミー主演女優賞を受賞)では、キャサリンは74歳位だったはずです(2003年に96歳で亡くなっていますから)。つまり、映画の主人公の年齢とキャサリン自身の年齢がほぼ重なりあって、実に自然に魅力的に演じているわけです。

一方、ペニンシュラホテルは、ご存じのように、香港を舞台にした映画「慕情」の主演女優・ジェニファ・ジョーンズはじめ、香港を訪れる世界的な女優・俳優が宿泊したことで有名です。ここのティールームは観光客の大人気スポットで、宿泊者でない者がいつも長蛇の列をなしていて、ここでお茶を飲もうとすると長時間待たなければならないほどです。私たち3人は、2010年の11月中旬、このペニンシュラホテルのティールームで2時間ほどダベりました。そして、おっしゃるように、「香港のペニンシュラホテルの雰囲気とお茶の香りから」、昔見た「旅情」にも話題が及んだわけです。

この歌は、この日ホテル(ペニンシュラではないもっと安い)に帰って、すぐ浮かびました。「キャサリーン・ヘップバーン」とすると字余りになるので、ヘップバーンとだけにしましたが、この歌を読んだ方の中にはこれをオードリーと受け取った方もいました。(あるいはその方が多いかもしれません)。私はやっぱり、と思いましたが、むしろ、オードリーでもいいとも思っています。オードリー・ヘップバーン(1929.5.4-1993.1.20、63歳没)も晩年まで映画に出演(最後は1989年、60歳)、引退後も、国際連合児童基金(ユニセフ)の親善大使に就任するなど、世のため人のために尽くしているからです。歌は、詠み手の意図にかかわらず、読み手が自由に想像して解釈してもいいものですから。

というわけで、今度の歌が生まれた背景を説明させて頂きました。普通、短歌の世界では、自作自評というのはよくないとされているようですが、素人が褒められて、ちょっと舞い上がったものと、ご諒恕下さい。

Re: 短歌談義 「ヘップバーンのごとく老いたし」 

  • 新井敬二 (「いするの家」、軽井沢)
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  • 2011/01/08 (Sat) 20:48:53
キャサリン・ヘップバーンの方でしたか。

 ヘップバーンと聞いて、何の疑いもなくオードリーを思い浮かべてしまいました。オードリーの映画で香港が舞台になった映画は無かったように思ったので、どうしてペニンシュラのお茶談義とオードリー・ヘップバーンが繋がるのか不思議に思ってつまらない質問をしてしまいました。「黄昏」は味わいのある映画でしたね。ヘンリー・フォンダも心に訴える老境を演じていたように覚えています。

 あの映画の音楽を担当したのは、ご存じかもしれませんがデイヴ・グルーシンというピアノのプレーヤーであり、作曲もアレンジもする才能豊かな音楽家です。あの映画の原題でもある「On Golden Pond」という曲は彼の手になるものですが、大好きな曲で昔レコードを買ってすり切れるほど聞いた覚えがあります。あの曲を聴くと黄昏時の斜光が湖面を金色に輝かせていた映画のシーンを思い起こします。

 話は変わりますが、この秋の軽井沢の紅葉は近年になく美しく、ちょうどお客が数日途切れた時が紅葉のピークであったため、じっくりビデオを撮りました。まだ編集はしていませんが、この冬に好きな音楽を入れて編集したいと思っています。乞うご期待!

Re: 短歌談義 「ヘップバーンのごとく老いたし」 

  • 横澤喜久子 (東京女子大教授、東京)
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  • 2011/01/08 (Sat) 20:53:51
 先生からのメールを拝見いたしました。先生のお歌から多くのことを感じ、思い巡らしました。そして、「旅情」、「慕情」・・・昔、夢のように憧れたヴェニス、香港、恋・・・。

 今、もう一度この年齢になってこの映画を見たくなりました。残念なことに「黄昏」は見ていませんが、「ヘップバーンのごとく老いたし」とはやはり、TSUTAYAに行ってレンタルビデオ、DVDを探してみたいです。そして、まだ行ったことのない香港にも行ってみたい、その「ペニンシュラホテル」へも・・・。

 「ヘップバーンのごとく老いたし」…いろいろと想像されます。「ヘップバーンのごとく…」とはどのようなのか・・・。私も知りたくなります。先生のお歌からこうして世界が広がっていきます。私も心豊かに歩いていきたいです。

Re: 短歌談義 「ヘップバーンのごとく老いたし」 

  • 経塚朋子 (「心の花」歌人、東京)
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  • 2011/01/08 (Sat) 20:55:41
 東京歌壇にご入選、おめでとうございます! さすが沢木さん(沢木あや子=小木曽史子のペンネーム)のご主人様、短歌の心を理解なさるのが早くていらっしゃいます。心の花 にも東京歌壇からの方がいます。東京歌壇のマドンナと言われて、かなりのファンを獲得していたようです。ほかの新聞の歌壇からの方も含めると、かなりの数になると思います。歌の門をたたくのに最適の方法なのでしょう。歌との蜜月をお楽しみくださいね。
 
 私はもちろんへプバーンと言えばオードリーです。キャサリンにしてもペニンシュラホテルとの組み合わせは私には分かりませんでしたので、香港のあるホテルの雰囲気を映画とからめて楽しんでらっしゃるのだろうなーと思いました。同世代の方ならツーカーなのでしょうが、先輩の映画談義にいまいち着いていけていません。顏と映画と名前が一致しないのです。
 
 ある世代には共通の固有名詞が別の世代には理解できない、ということはよくあることですよね。短歌を作るうえで、固有名詞の使いかたは難しいところだと思います。この御歌に関しては、ある時代の雰囲気を感じさせるお名前を選ばれているので問題ないと思います。ものを知らない私ですが、他人様の御歌を拝見するのに知らないでは済まされませんので、最近は好き嫌いだけではなく見聞を広めるように努めております。世間の狭い私に外へ目を向けさせてくれた短歌、わずか31文字ですが、とてつもなく広く深い世界を内包していることに気づいたのは、そんなに昔ではありません。

Re: 短歌談義 「ヘップバーンのごとく老いたし」 

  • 峰尾 碧 (「心の花」歌人、東京)
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  • 2011/01/08 (Sat) 20:56:51
 昨年は嬉しいお便りをありがとうございました。東京歌壇佳作第一席おめでとうございます。拝読してあや子様(沢木あや子=小木曽史子のペンネーム)の感性によく似ていらして流石仲の良いお二人と感じ入りました。あや子様もこの御作のように淡々と叙述しつつ巧みに潤沢な雰囲気、空気感をお書きになりました。小木曽様の御作(まだ少ししか拝読していませんが)湿気がなく軽みと機智があり大好きでございます。ありがとうございました。